小学生の歯科矯正について
こんにちは
ニコ歯科クリニックの院長 淺原です。
今回は、小学生の歯科矯正となる「小児歯科矯正」についてお話をさせていただきます。
お子様の成長発育を考え活かす歯科矯正治療として当医院では、床矯正をお勧めしています。
床矯正とは、抜歯をしない治療を前提としています。
歯を抜かれたくない、歯科矯正治療の費用が気になるなどのお子さんの歯並びに不安がある方には、「床矯正」をお勧めしています。見掛け上の歯並びを良くするだけでなくよく噛むなどの身体にも良い習慣を身に着けていくことが目標です。
知っていただきたいのは、今まで歯科矯正治療では「歯があごの大きさに比べて大きくて並びきれないので歯を抜いて歯並びを良くする…」と言われて健康な永久歯を抜かれていました。
しかし、実際は歯を抜かなくても歯がきれいに並ぶケースが結構あります。
特に成長期のお子さんは、床矯正装置の歯を動かす力とお子さん自身の噛む力により、バランスのとれた健全なあごの発育も期待できます。したがって成長期のお子さんに、より効果がある矯正法といえます。矯正装置は食事時や歯をみがく時、運動時などは外せます。矯正装置にはネジがついていて、これを3日に1回、また2日に1回程度巻いて歯を動かしていきます。
お子さんのあごは最近とくに、食生活、ならびに生活環境の変化で小さくなっていく(成長発育が少なくなっていく)傾向にありますので、今後さらに普及していく治療法といえます。
床矯正治療で治すのが困難な場合もありますが、これは噛み合わせ的な体の骨格的問題も含んでいる状況なので、従来の歯科矯正法でも治すのは困難であるといえます(歯並びは、その人の体の状態のよってつくられる、歯並びだけの問題として考えにくいということです)
最後に、小児歯科矯正の費用についてご説明します。
費用については、従来の歯科矯正治療では技術料として多額の治療費がかかっていましたが、床矯正治療では矯正装置料としてわかりやすくし費用もより多くの方が受けられるよう身近な額に設定しています。治療費は基本的に使った装置の数で決められ、ひとつの装置は60,000円+税です。そしてほとんどの場合、片方のあごでは2 ~ 3個の装置で済みますので歯科矯正初診料(30,000円)を入れて15万円弱、上下のあごを矯正したとしても30 万円以下になります。治療費のお支払も一括ではなく、装置が入るごとになりますので、比較的患者さんのご負担も軽くなります。
いかがでしたでしょうか。
お子様の歯科矯正をご検討の方は、是非一度ニコ歯科クリニックにご相談ください。
よろしくお願いいたします。