【子どもの噛む力はどう育つ?】成長ステップとご家庭で意識したい大切なポイント|加古郡播磨町土山駅徒歩1分の歯医者「ニコ歯科クリニック」

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【子どもの噛む力はどう育つ?】成長ステップとご家庭で意識したい大切なポイント

「うちの子、あまり噛まずに飲み込んでいるかも」「硬いものを嫌がるけれど、噛む力はちゃんと育っているのかな?」と心配になる保護者の方は少なくありません。

​食べることは毎日のことだからこそ、気になる場面も多いですよね。

​実は、子どもの「噛む力(咀嚼機能)」は、生まれたときから完成しているものではありません。歯の生え方や舌・唇の動きなどとともに、食べる経験を重ねながら段階的に身につけていきます。

​今回は、子どもの噛む力がどのように発達していくのか、ご家庭で意識していただきたいポイントとあわせてご紹介します。

噛む力はどのように発達する?

子どもの噛む力は、歯の生え方やあごの発達、舌や唇の動きなどと関係しながら育っていきます。

​生後5〜6か月頃(食べ物を取り込み、飲み込む) 離乳食を始める目安となる時期です。まずはなめらかにすりつぶしたものから始め、唇を閉じて食べ物を取り込み、飲み込むことを覚えていきます。

​生後7〜8か月頃(舌でつぶす) 舌と上あごを使って、舌でつぶせるくらいのやわらかい食べ物を処理することを覚えていきます。

​生後9〜11か月頃(歯ぐきでつぶす) 舌を左右に動かしながら食べ物を歯ぐきの方へ運び、歯ぐきでつぶして食べられるようになっていきます。

​1歳頃〜3歳頃(歯を使った咀嚼へ) 前歯で食べ物をかじり取り、奥歯が生えてくるにつれて、奥歯を使って噛む機能も発達していきます。乳歯が生えそろう3歳頃まで、咀嚼機能は段階的に発達していきます。

​3歳頃〜学童期(いろいろな食べ物を噛む) 乳歯が生えそろった後も、噛む機能は成長と食事の経験によって発達していきます。さまざまな食感や大きさの食べ物を経験しながら、より上手に噛んで食べられるようになっていきます。

​食べ物を適切に噛むことは、食べ物を細かくして飲み込みやすくするだけでなく、成長に伴って身につけていく大切なお口の機能のひとつです。

​大切なのは「硬いものをたくさん噛ませること」ではありません。お子さんの発達に合った食べ物を、自分のお口で適切に処理する経験を重ねていくことです。

健やかな噛む力を育てるために私たちが大切にしていること

噛む力を育てるためには、無理に硬いものを食べさせることよりも、「お子さんの今のお口の発達段階に合った食形態や食べ方」を考えることが大切です。

​食事をするときの姿勢も確認してみてください。足が床に届かない場合は足置き台などを利用し、足の裏がついた安定した姿勢で食べられる環境を整えてあげましょう。また、食べ物を十分に噛まず、お茶や汁物などの水分で流し込むことが習慣になっていないかを見ることも大切です。

​診療の中で、保護者の方から「硬いものを食べさせた方がいいですか?」と聞かれることがありますが、私は必ずしもそうではないとお話ししています。

​大切なのは、その子のお口の発達に合った食べ物を、適切な姿勢で食べることです。まだ十分に噛めない段階で硬いものを与えても、うまく処理できず、丸飲みにつながることがあります。

​また、「食べるのが遅い」というご相談を受けたときには、お口の中だけではなく、普段どのような姿勢で食べているのかについて保護者の方に伺うこともあります。

​「噛む」という機能を考えるときには、歯だけを見るのではなく、舌や唇の動き、食べ物の硬さや大きさ、食事中の姿勢なども含めて考えることが大切です。

まとめ

お子さんのお口の成長を一緒に見守りましょう

​噛む力の発達スピードには個人差があります。周りのお子さんと比べて食べるのが遅いからといって、それだけで問題があるとは限りません。

​一方で、「ほとんど噛まずに丸飲みする」「特定の硬さのものを極端に嫌がる」「食事にとても時間がかかる」といった状態が続き、気になる場合には、一度お口の機能について相談してみるのもよいでしょう。

​ニコ歯科クリニックでは、むし歯のチェックだけでなく、お子さんの噛み合わせや食べる機能の発達についての相談も受け付けています。

​「日頃の食べ方で気になることがある」「歯並びへの影響が心配」など、お子さんのお口について気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

​**【執筆者】**

ニコ歯科クリニック 院長 淺原 周平

  • ​日本障害者歯科学会 認定医
  • ​播磨学校歯科医会 理事
  • ​加古川歯科保健協会 理事
  • ​播磨歯科医師会 センター診療委員会 委員
  • ​日本糖尿病協会 登録歯科医
  • ​日本小児歯科学会 会員
  • ​播磨町高齢者福祉計画及び介護保険事業計画策定委員会 副会長

 

※資格・所属・役職は記事公開時点(2026年9月)のものです。

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