子どもの噛む力は、歯の生え方やあごの発達、舌や唇の動きなどと関係しながら育っていきます。
生後5〜6か月頃(食べ物を取り込み、飲み込む) 離乳食を始める目安となる時期です。まずはなめらかにすりつぶしたものから始め、唇を閉じて食べ物を取り込み、飲み込むことを覚えていきます。
生後7〜8か月頃(舌でつぶす) 舌と上あごを使って、舌でつぶせるくらいのやわらかい食べ物を処理することを覚えていきます。
生後9〜11か月頃(歯ぐきでつぶす) 舌を左右に動かしながら食べ物を歯ぐきの方へ運び、歯ぐきでつぶして食べられるようになっていきます。
1歳頃〜3歳頃(歯を使った咀嚼へ) 前歯で食べ物をかじり取り、奥歯が生えてくるにつれて、奥歯を使って噛む機能も発達していきます。乳歯が生えそろう3歳頃まで、咀嚼機能は段階的に発達していきます。
3歳頃〜学童期(いろいろな食べ物を噛む) 乳歯が生えそろった後も、噛む機能は成長と食事の経験によって発達していきます。さまざまな食感や大きさの食べ物を経験しながら、より上手に噛んで食べられるようになっていきます。
食べ物を適切に噛むことは、食べ物を細かくして飲み込みやすくするだけでなく、成長に伴って身につけていく大切なお口の機能のひとつです。
大切なのは「硬いものをたくさん噛ませること」ではありません。お子さんの発達に合った食べ物を、自分のお口で適切に処理する経験を重ねていくことです。